妻は忍者
妻はたまに予想しない行動をとります。
引っ越し当初、洗濯物を干していた日のことです。風が強く洗濯物が物干しざおから飛ばされて、隣の家の木に服が引っ掛かっていたことがありました。隣の家に訪問し「服が飛ばされてしまったので、取ってほしい」と話をしに行くのがよくある普通の行動だと思います。
しかし、妻は違います。
妻は「忍者」になります。



ベランダから体を限界まで出し(いや、ベランダの手すりをよじ登るまでやっていたかも・・・)、まるで忍者が壁に張り付くかのような体勢になりながら、こそこそとそして素早く服の回収をしていました。 危ないからやめなよ、隣の家に話に行こうよと言っても聞かず、「大丈夫じゃ!こういうの慣れてるんじゃ!!」と、危険という考えは全くなく、むしろ忍者になれて嬉しそうでした。
きっと、実家でも忍者やっていたのでしょう。Aランクの任務を数々こなしてきたベテラン忍者なのでしょう。
いつ寝込みを襲われるか不安ですが、こんな妻と一緒に生活できて僕は幸せです。